チェルシーのユニフォームは、キットの供給元と胸スポンサーがほぼ同じタイミングで切り替わっていません。だからこそ、その2つを組み合わせるとシーズンをかなり細かく絞り込めます。この記事では、当店が実際に買い取った4枚をもとに、年代の見分け方と査定で見るポイントを整理します。現行モデルも当時物も同じように査定しています。
チェルシーのユニフォームは買取対象になりますか?
対象です。年代を問わずお預かりします。当店では2009-10から2020-21まで、供給元がadidasからNIKEへ切り替わる時期をまたぐ4枚をお買い取りしてきました。
内訳は2009-10が2枚(ホームとアウェイ)、2010-11サード、2020-21サードの4枚です。金額は2,000円から3,000円で、チェルシーは当店の実績のなかでも水準が安定しているクラブにあたります。
4枚のうち3枚がadidas期、1枚がNIKE期です。同じクラブでも供給元が変わると仕様が変わるため、実物を並べると違いが見て取れます。
キットの供給元で年代が分かるというのはどういうことですか?
チェルシーの供給元は切り替わった年がはっきりしており、ロゴを見れば年代が3つに切り分けられます。
| 時期 | 供給元 |
|---|---|
| 1987年〜2006年 | UMBRO |
| 2006年〜2017年 | adidas |
| 2017年〜 | NIKE |
UMBROはおよそ20年にわたって供給していました。2006年からのadidas期は11シーズン。そして2017年からNIKEに切り替わり、この契約は2032年まで続く長期のものです。
adidasのロゴが入っていれば2006年から2017年のあいだと、11シーズンの幅にまず絞れます。当店の在庫でいえば、2009-10の2枚と2010-11がこのadidas期、2020-21がNIKE期にあたります。
胸スポンサーからも年代が分かりますか?
分かります。供給元と組み合わせると、シーズン単位まで絞り込めます。チェルシーはイングランドのクラブのなかでも早くから胸スポンサーを入れてきたクラブで、1983年にGulf Airと契約したのは英国でも最初期の例のひとつです。
| 時期 | 胸スポンサー |
|---|---|
| 2005年〜2015年 | Samsung |
| 2015年〜2020年 | Yokohama Tyres(横浜ゴム) |
| 2020年〜 | Three |
ここで効いてくるのが、供給元と胸スポンサーの切り替わる年がずれているという点です。adidas期(2006-2017)とSamsung期(2005-2015)は重なる部分と重ならない部分があるため、2つの組み合わせで期間をさらに狭められます。
たとえばadidasかつSamsungなら2006年から2015年、adidasかつYokohamaなら2015年から2017年、NIKEかつYokohamaなら2017年から2020年、というように絞れます。胸とタグの2枚の写真があれば、ここまで進みます。

Yokohama Tyresは日本企業のロゴが胸に入っていた時期にあたります。この文脈についてはNintendo・NECロゴ入りユニフォームはなぜ価値がある?もあわせてご覧ください。
当店の買取実績ではどのモデルが上に来ていますか?
2009-10アウェイ、2010-11サード、2020-21サードの3枚がいずれも3,000円で並んでいます。同じ2009-10でもホームは2,000円で、1,000円の差がつきました。

2009-10はランパードとドログバが主軸だった時期で、チェルシーがリーグとFAカップの二冠を達成したシーズンにあたります。クラブの歴史のなかでも記憶に残る1年で、そのぶん市場でも認識されているモデルです。

2010-11サードはランパード、ドログバに加えてトーレスが加入した時期のモデルです。

adidas期の11シーズンはどう位置づけられますか?
チェルシーがヨーロッパで結果を出した時期とほぼ重なります。2006年から2017年までのadidas期には、プレミアリーグ優勝が複数回、そして2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ制覇が含まれます。
当店の在庫4枚のうち3枚がこの時期のものです。2009-10のホームとアウェイ、そして2010-11のサード。いずれもランパードとドログバが中心にいた頃で、チェルシーというクラブがもっとも広く認知された年代にあたります。
この時期のシャツは市場に出回った量も多く、そのぶん状態が金額を左右します。同じ2009-10でもホームが2,000円、アウェイが3,000円という差が出たのは、種類だけでなく状態の違いも影響しています。
サードユニフォームは評価が変わりますか?
当店の実績では、サードが安定して上位に来ています。4枚のうち3,000円だった3枚のうち2枚がサードでした。
理由は生産数にあります。サードはホームやアウェイに比べて着用される試合数が少なく、そのぶん作られる量も限られます。デザインの自由度が高く、そのシーズンだけの特別な配色になることも多いカテゴリです。
当店では2020-21サードを3,000円でお買い取りしました。マウント、カンテ、ハヴァーツが在籍した時期のNIKE製モデルです。

手元のシャツがサードかどうか分からない場合も、写真を1枚お送りいただければ当店で判断します。青以外の配色であれば、アウェイかサードのどちらかということになります。