買取では評価がどのくらい変わりますか?
仕様の違いだけで数倍の差が生まれることがあります。ただし、それは仕様そのものより現存数の違いによるものです。
当店が公開している買取価格の目安から、関係する行を抜き出します。
| カテゴリ |
買取目安 |
| 90年代〜00年代 ヴィンテージユニフォーム |
3,000円 〜 8,000円 |
| 人気クラブ 現行モデル |
1,500円 〜 4,000円 |
| 80年代以前・選手支給品 |
個別査定(30,000円の買取実績あり) |
選手支給品が個別査定になっているのは、市場に出る個体数が極端に少なく、レンジで示せないためです。実際に当店では30,000円でお買い取りした実績があります。
評価の順序としては、おおむね次のようになります。
- 選手支給品・マッチウォーン——現存数が最も少ない
- オーセンティック——市販品だが生産数が限られる
- レプリカ——流通量が多い
ただし、この順序が絶対ではありません。人気クラブの90年代レプリカが、無名クラブのオーセンティックを上回ることは普通にあります。仕様は評価要素の一つであって、すべてではないということです。
レプリカだと価値がないということですか?
そんなことはありません。当店が扱う中心はむしろレプリカです。
下はフィオレンティーナの長袖モデルです。市販のレプリカですが、FILAというブランド、Nintendoのスポンサー、鮮やかな紫という組み合わせによって、コレクターからの需要が続いています。
フィオレンティーナ|レプリカでも需要の高い組み合わせ
レプリカの価値を決めるのは、次のような要素です。
- 年代——90年代以前は現存数が減っています
- スポンサー——いまは存在しない企業名、意外性のある組み合わせ
- デザイン——当時ならではの大胆な配色や織り柄
- 状態——プリントとマーキングの残り具合
「レプリカだから」と諦めて処分される前に、一度ご相談いただければと思います。
フリマで「選手支給品」と書かれていたら信じてよいですか?
慎重に見たほうがよい、というのが率直なところです。
選手支給品は、性質上「そう見える証拠」を残しにくいものです。市販のオーセンティックと外見がほぼ同じ場合もあり、出品者自身が誤って認識しているケースもあります。悪意がなくても表記が正確でないことは起こり得ます。
判断材料になるのは、入手経路の説明、クラブや選手からの証明書の有無、支給品特有の仕様(サイズ表記が特殊、選手ごとの仕立て直しの跡)などです。ただし、これらを確認しても断定できない場合があります。
当店では、確認できない情報を根拠に金額を上乗せすることはしていません。実物から判断できる範囲で評価し、その理由をお伝えします。ご購入時に選手支給品として聞いていた場合は、その旨をお知らせいただければ、判断材料として確認します。
サイズ表記からも仕様は判断できますか?
手がかりの一つになります。仕様によってサイズの体系が違うことがあるためです。
市販のレプリカは、S・M・L・XLといった一般的な区分で展開されます。一方、選手支給品は選手個人の体格に合わせるため、市販では見かけないサイズや、丈だけを詰めた特殊な仕立てになっていることがあります。袖丈が極端に短い、身幅だけが細い、といった個体です。
また1990年代の欧州製シャツには、S・M・Lではなく胸囲をインチやセンチで示すものがあります。これは仕様の違いではなく年代による表記の違いですので、混同しないようご注意ください。
とはいえ、サイズだけで仕様を断定することはできません。タグ・生地・縫製と組み合わせて総合的に判断する必要があります。
なお、サイズは仕様の判断材料であると同時に、査定額そのものにも影響します。着用需要のあるL〜XLは評価が上がりやすく、S以下は控えめになる傾向です。
ゴールキーパーモデルは別扱いですか?
別枠で評価します。フィールドプレイヤー用とは生産数がまったく違うためです。
ゴールキーパーはチームに1人か2人しかいないため、GKモデルは市販されても生産数が限られます。デザインも独特で、当時は長袖・パッド入りが標準でした。
当店でも、リバプールの1994年ゴールキーパーユニフォームなどを取り扱っています。フィールド用と同じ年のモデルでも、GKモデルのほうが現存数が少ないケースは珍しくありません。
「派手なだけの変わったデザイン」と思って処分される方がいらっしゃいますが、GKモデルはコレクターからの需要がある分野です。お手元にある場合はぜひご相談ください。
復刻版はどう扱われますか?
当時の個体とは分けて評価します。
近年、90年代の名作モデルを各ブランドが復刻するケースが増えています。デザインは当時のままでも、生地・タグ・縫製は現代のものです。
復刻版も買取対象ですが、ヴィンテージとしての評価にはなりません。現行モデルに準じた査定になります。当店では、タグの様式と生地の質感から当時物と復刻を判別しています。
ご自身で判断がつかない場合も問題ありません。写真をお送りいただければ、こちらで確認します。
まとめ:仕様は評価要素の一つ
3つの仕様の違いを整理します。
- レプリカ——一般向け市販モデル。流通量が多い。当店の取扱いの中心
- オーセンティック——選手仕様の市販モデル。タグに「AUTHENTIC」等の表記があることが多い
- 選手支給品——市販されない個体。現存数が少なく個別査定
そのうえでお伝えしたいのは、仕様の判別をお客様ご自身で行っていただく必要はないということです。当店は1990年代以前のフットボールシャツを専門に扱っており、タグ・生地・縫製から仕様を判断したうえで査定します。
クラブ名も年代も仕様も分からないまま、シャツを正面から撮った写真を1枚お送りいただければ、そこから調べてご回答します。
よくあるご質問
オーセンティックとレプリカ、どちらか分からないまま送っても大丈夫ですか?
問題ありません。当店が現物を確認して判断します。事前の申告と実物が違っていた場合も、実物にもとづいて査定するだけですのでご心配は不要です。
選手支給品として購入したのですが証明書がありません。
証明書が無くても査定は可能です。実物から確認できる要素にもとづいて評価し、その理由をお伝えします。
オーセンティックのほうが必ず高く買い取ってもらえますか?
いいえ。クラブの人気、年代、スポンサー、状態のほうが評価に大きく影響することがあります。仕様は複数ある評価要素の一つです。
サイズが大きすぎる/小さすぎる場合、評価は下がりますか?
変わります。ヴィンテージのフットボールシャツは街着として着用される方が多いため、L〜XLなど大きめのサイズは需要が高く、査定額も上がりやすい傾向があります。当時のシャツは現在の感覚より小さめの作りが多く、大きいサイズは現存数が少ないことも理由です。逆にS以下やジュニアサイズは需要が限られるため、評価は控えめになります。
チーム名や選手名を後から入れたユニフォームはどうなりますか?
当時の公式マーキングとは区別して評価します。後年に個人で入れたネームやナンバーは、プラス要素にはなりません。ただしそれだけで買取をお断りすることはなく、シャツ本体の評価にもとづいて査定します。
同じモデルを複数枚持っています。まとめて売ったほうがよいですか?
まとめてお送りいただくことをおすすめします。複数枚をまとめてお送りいただいた場合、査定額が上がることがあります。同じモデルが重複していても問題ありません。
ヴィンテージフットボールシャツの査定について
当店では90年代以前のフットボールシャツを中心に、コレクション品として査定・買取しています。写真を送るだけで概算をお伝えします。