プロダクトコードで確認できますか?
手がかりのひとつにはなります。アディダスやナイキのシャツには品番(プロダクトコード)が付いており、そこからどの製品なのかをたどれる場合があります。
見るのは品番が実在するか、そしてその品番がシャツの年代やモデルと噛み合っているかの2点です。品番はタグに印字されていることが多く、年代が古いものでは擦れて読めないこともあります。
ただし、品番が読めない=偽物ということではありません。90年代のシャツではタグ自体が劣化していることのほうが普通です。
プリントの違いはどこに出ますか?
触ったときの厚みと、経年での剥がれ方に出るとされています。
背面のネーム&ナンバー。襟には「OFFICIAL LICENSED PRODUCT」と印字されたFIFA公式ライセンスの下げ札が付く。2010年南アフリカW杯の公式ライセンス品(参考写真)|写真: BrokenSphere / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
コピー品は安価な顔料系のプリントが使われることが多く、洗濯を重ねると縁から浮いて剥がれていきます。正規品のプリントは生地に定着する方式で、色は褪せても剥離の仕方が違ってきます。
ただしここは誤解が起きやすいところです。90年代の当時物は、正規品でもプリントが浮いているのが普通です。ラバープリントは経年で必ず劣化するためで、「プリントが剥がれている=偽物」ではありません。状態の悪さと真贋は別の話です。剥がれているからと自己判断で処分してしまう前に、一度写真をお送りください。
「海外インポート品」と書かれていたら偽物ですか?
その表記だけでは何とも言えません。正規の海外流通品を指している場合もありますし、別の意味で使われている場合もあります。
2012年に英国国境警備隊が押収した模倣品のサッカーシャツ。多くは通販で購入されたもので、簡易なビニール袋で送られてきていた(参考写真)|写真: UK Home Office / CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)
当店では、商品説明の文言そのものではなく実物を見て、年代や仕様として説明のつく範囲を確認します。それでも判断がつかないことはあります。その場合は「判断がつきません」と正直にお伝えします。
自分で判断してしまってもいいですか?
断定は避けたほうが安全です。ひとつの特徴だけを取り出して判断すると、正規品を偽物と誤解してしまうことがあります。
ユニフォームは同じクラブ・同じシーズンでも販売国によって仕様やタグの表記が違うことがあります。年代が古いものは正規品でも経年で状態が大きく変わりますし、メーカー公式の復刻モデルやメモリアルモデルも数多く出ています。
インターネット上には見分け方をうたう情報が数多くありますが、条件が違えば当てはまらないこともあります。当店が一つの特徴だけで決めず、複数の点を突き合わせて確認しているのも、この危うさを知っているからです。
当店は真贋を鑑定してくれるのですか?
鑑定機関ではありませんので、鑑定書の発行や真贋の保証はいたしかねます。そのうえで査定にあたっては実物を確認し、正規品と確認できたものをお買い取りします。
お伝えできるのは、これまで実物を継続して扱ってきた経験にもとづく年代や仕様の見立てです。「このメーカーのこの年式のものとして説明がつきます」「ここは判断がつきません」という形でお返しします。曖昧なまま金額だけを提示することはしません。
取り扱えるかどうかは1枚ずつ実物を見て判断しています。判断がつかない場合は、その旨をお伝えしてご返送します。一般論では決まらないため、気になる1枚は個別にご相談ください。
選手支給品やサイン入りについても考え方は同じです。証明書が付いていても、その証明書自体の真偽までは当店では判断できません。その旨をお伝えしたうえで査定させていただきます。
日本代表のシャツで相談が多いのはなぜですか?
年代の特定そのものが難しいカテゴリだからです。真贋というより、年式の判断で迷われている方が多い印象です。
日本代表は1992年から1998年まで、アディダス・プーマ・アシックスの3社が持ち回りでユニフォームを製造していました。同じデザインでも製造元が違う個体が併存するため、「このデザインならこのメーカーのはず」という前提が通用しません。さらにメーカー公式の復刻モデルも出ています。
年代とメーカーの対応は日本代表ユニフォームは何年ごとに変わる?歴代モデル一覧にまとめました。ご自身で確認される場合の手がかりになります。
不安な1枚はどうすればいいですか?
写真を4枚お送りください。それだけでご相談いただけます。
- 正面——エンブレム・スポンサー・供給ブランドのロゴ
- 襟裏のタグ——メーカー・年代・品番の手がかり。ここがいちばん重要です
- 洗濯表示——記号の様式と表記
- 背面——ネーム&ナンバーが入っている場合
査定料・キャンセル料は無料です。金額と、こちらで分かった範囲の説明をお伝えしますので、売るかどうかはそれを見てから決めていただけます。
査定前に洗ったりアイロンをかけたりしないでください。プリントとマーキングは熱と摩擦に弱く、手を加えた結果かえって評価が下がる例があります。タグが読みにくくなると、年代の判定そのものが難しくなります。
よくあるご質問
Q. レプリカは偽物ということですか?
A. 違います。レプリカはメーカーが一般向けに販売している正規品です。当店の買取実績の多くもレプリカで、通常どおり査定しています。
Q. 1か所でも当てはまる点があれば偽物と考えていいですか?
A. そうは考えません。とくに90年代の当時物はタグの擦れやプリントの浮きが普通に起きます。複数の点が噛み合わないときに、はじめて確認すべき箇所が増えたと考えます。
Q. 本物かどうか調べてもらえますか?
A. 鑑定書の発行や真贋の保証はいたしかねますが、実物を拝見して年代や仕様として説明のつく範囲を確認します。正規品と確認できたものをお買い取りし、判断がつかない場合は理由をお伝えしてご返送します。
Q. プリントが剥がれています。偽物でしょうか?
A. そうとは限りません。90年代の当時物は正規品でもプリントが劣化しているのが普通です。状態と真贋は別の話です。
Q. 買ったときの箱や紙タグは残しておいたほうがいいですか?
A. あるに越したことはありません。確認材料が増えるという意味で有利に働きます。ただし無くても査定はできます。
Q. 査定だけお願いできますか?
A. できます。査定料は無料で、金額を見てから売るかどうかを決めていただけます。
ヴィンテージフットボールシャツの査定について
当店では90年代以前のフットボールシャツを中心に、コレクション品として査定・買取しています。写真を送るだけで概算をお伝えします。