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サッカーユニフォームの偽物の見分け方|レプリカとの違いと確認したい7項目

サッカーユニフォームの偽物の見分け方|レプリカとの違いと確認したい7項目

「これは本物でしょうか」というご相談を、査定のときによくいただきます。先にお伝えしておくと、当店は鑑定機関ではないため、鑑定書の発行や真贋の保証はいたしかねます。そのうえで査定にあたっては実物を拝見し、年代や仕様として説明のつく範囲を確認します。正規品と確認できたものをお買い取りし、判断がつかない場合は理由をお伝えしてご返送します。

そのうえで、実際にご相談をいただくケースの多くは「偽物ではなく、レプリカという正規品だった」というものです。まずはそこから整理し、続いて一般に確認されているポイントを紹介します。

「レプリカ」と「偽物」は同じ意味ですか?

まったく違います。ここが最も誤解されているところです。

店頭のラックに並ぶアルゼンチン代表のレプリカシャツ。背番号10とMESSIのネーム
店頭に並ぶアルゼンチン代表の公式レプリカ。レプリカはこのようにメーカーが一般向けに販売している正規品です(参考写真)|写真: Fernando Martello / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

レプリカは、メーカーが一般向けに販売している正規品です。選手が試合で着るオーセンティック(選手仕様)と比べると生地が厚めでゆったりした作りになっていますが、公式にライセンスを受けて作られた本物です。当店の買取実績の多くもレプリカで、通常どおり査定しています。

「レプリカ」という言葉が「複製品」という意味を持つため、非公式のコピー品と同じものだと思われがちですが、両者はまったく別のものです。お手元のシャツにレプリカと書かれていても、それは偽物という意味ではありません。

レプリカ・オーセンティック・選手支給品の違いはオーセンティックとレプリカの見分け方で詳しく扱っています。

どこを見れば分かりますか?

一般に確認されているのは下の7点です。ただし、1つ当てはまったから偽物、という見方はしません。複数が噛み合わないときに、はじめて確認すべき点が増えたと考えます。

見るところ 正規品の傾向 確認したい状態
襟裏のタグ ブランドごとに様式が決まっており、年代で変遷する 年代と様式が噛み合わない/印字が滲む
洗濯表示 製造年の規格に沿った記号と言語表記 年代に合わない記号様式/誤字
プロダクトコード 品番から製品を特定できる 実在しない品番/年代と合わない品番
エンブレム 刺繍や圧着の目が揃い、色が濁らない 糸のほつれ・色ムラ・形の崩れ
スポンサーロゴ その年に実在した組み合わせ 実在しないスポンサーと年式の組み合わせ
プリントの質感 洗濯を重ねても定着している 厚ぼったく、剥がれやすい
付属品・梱包 ブランドの正規パッケージ ロゴだけ印刷された簡易袋
ポルトガル代表のシャツの襟まわり。内側にサイズタグとナイキの織りネーム、胸に刺繍のエンブレム
ポルトガル代表2010年モデルの襟まわり。内側にサイズタグとブランドの織りネームが並び、エンブレムは刺繍で付いています(参考写真)|写真: Strologoff / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)

いずれもそれ単独では決め手になりません。とくに年代の古いシャツは、正規品でもタグが擦れて読めなくなっていたり、プリントが浮いていたりするのが普通です。

タグに付いた「ペンの跡」とは何ですか?

コピー品の製造現場では検品を人の手で行い、確認済みの印としてタグにペンでチェックを入れることがある、と指摘されています。大手メーカーの正規ラインでは、この方法での検品は行われないとされています。

そのため、洗濯タグや品質表示に手書きのチェック跡や線が入っている場合は、確認すべき箇所が増えたと考えます。ただしこれも単独では決め手になりません。保管中に付いた汚れやインクの移りと区別がつかないこともあります。

襟裏のタグと洗濯表示を1枚お送りいただければ、分かる範囲でご説明します。

プロダクトコードで確認できますか?

手がかりのひとつにはなります。アディダスやナイキのシャツには品番(プロダクトコード)が付いており、そこからどの製品なのかをたどれる場合があります。

見るのは品番が実在するか、そしてその品番がシャツの年代やモデルと噛み合っているかの2点です。品番はタグに印字されていることが多く、年代が古いものでは擦れて読めないこともあります。

ただし、品番が読めない=偽物ということではありません。90年代のシャツではタグ自体が劣化していることのほうが普通です。

プリントの違いはどこに出ますか?

触ったときの厚みと、経年での剥がれ方に出るとされています。

サッカーシャツ背面のMESSI 10のプリントと、襟に付いたFIFA公式ライセンスの下げ札
背面のネーム&ナンバー。襟には「OFFICIAL LICENSED PRODUCT」と印字されたFIFA公式ライセンスの下げ札が付く。2010年南アフリカW杯の公式ライセンス品(参考写真)|写真: BrokenSphere / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)

コピー品は安価な顔料系のプリントが使われることが多く、洗濯を重ねると縁から浮いて剥がれていきます。正規品のプリントは生地に定着する方式で、色は褪せても剥離の仕方が違ってきます。

ただしここは誤解が起きやすいところです。90年代の当時物は、正規品でもプリントが浮いているのが普通です。ラバープリントは経年で必ず劣化するためで、「プリントが剥がれている=偽物」ではありません。状態の悪さと真贋は別の話です。剥がれているからと自己判断で処分してしまう前に、一度写真をお送りください。

「海外インポート品」と書かれていたら偽物ですか?

その表記だけでは何とも言えません。正規の海外流通品を指している場合もありますし、別の意味で使われている場合もあります。

ビニール袋に入ったサッカーシャツを手に取って確認する国境警備隊の職員
2012年に英国国境警備隊が押収した模倣品のサッカーシャツ。多くは通販で購入されたもので、簡易なビニール袋で送られてきていた(参考写真)|写真: UK Home Office / CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)

当店では、商品説明の文言そのものではなく実物を見て、年代や仕様として説明のつく範囲を確認します。それでも判断がつかないことはあります。その場合は「判断がつきません」と正直にお伝えします。

自分で判断してしまってもいいですか?

断定は避けたほうが安全です。ひとつの特徴だけを取り出して判断すると、正規品を偽物と誤解してしまうことがあります。

ユニフォームは同じクラブ・同じシーズンでも販売国によって仕様やタグの表記が違うことがあります。年代が古いものは正規品でも経年で状態が大きく変わりますし、メーカー公式の復刻モデルやメモリアルモデルも数多く出ています。

インターネット上には見分け方をうたう情報が数多くありますが、条件が違えば当てはまらないこともあります。当店が一つの特徴だけで決めず、複数の点を突き合わせて確認しているのも、この危うさを知っているからです。

当店は真贋を鑑定してくれるのですか?

鑑定機関ではありませんので、鑑定書の発行や真贋の保証はいたしかねます。そのうえで査定にあたっては実物を確認し、正規品と確認できたものをお買い取りします。

お伝えできるのは、これまで実物を継続して扱ってきた経験にもとづく年代や仕様の見立てです。「このメーカーのこの年式のものとして説明がつきます」「ここは判断がつきません」という形でお返しします。曖昧なまま金額だけを提示することはしません。

取り扱えるかどうかは1枚ずつ実物を見て判断しています。判断がつかない場合は、その旨をお伝えしてご返送します。一般論では決まらないため、気になる1枚は個別にご相談ください。

選手支給品やサイン入りについても考え方は同じです。証明書が付いていても、その証明書自体の真偽までは当店では判断できません。その旨をお伝えしたうえで査定させていただきます。

日本代表のシャツで相談が多いのはなぜですか?

年代の特定そのものが難しいカテゴリだからです。真贋というより、年式の判断で迷われている方が多い印象です。

日本代表は1992年から1998年まで、アディダス・プーマ・アシックスの3社が持ち回りでユニフォームを製造していました。同じデザインでも製造元が違う個体が併存するため、「このデザインならこのメーカーのはず」という前提が通用しません。さらにメーカー公式の復刻モデルも出ています。

年代とメーカーの対応は日本代表ユニフォームは何年ごとに変わる?歴代モデル一覧にまとめました。ご自身で確認される場合の手がかりになります。

不安な1枚はどうすればいいですか?

写真を4枚お送りください。それだけでご相談いただけます。

  • 正面——エンブレム・スポンサー・供給ブランドのロゴ
  • 襟裏のタグ——メーカー・年代・品番の手がかり。ここがいちばん重要です
  • 洗濯表示——記号の様式と表記
  • 背面——ネーム&ナンバーが入っている場合

査定料・キャンセル料は無料です。金額と、こちらで分かった範囲の説明をお伝えしますので、売るかどうかはそれを見てから決めていただけます。

査定前に洗ったりアイロンをかけたりしないでください。プリントとマーキングは熱と摩擦に弱く、手を加えた結果かえって評価が下がる例があります。タグが読みにくくなると、年代の判定そのものが難しくなります。

よくあるご質問

Q. レプリカは偽物ということですか?
A. 違います。レプリカはメーカーが一般向けに販売している正規品です。当店の買取実績の多くもレプリカで、通常どおり査定しています。

Q. 1か所でも当てはまる点があれば偽物と考えていいですか?
A. そうは考えません。とくに90年代の当時物はタグの擦れやプリントの浮きが普通に起きます。複数の点が噛み合わないときに、はじめて確認すべき箇所が増えたと考えます。

Q. 本物かどうか調べてもらえますか?
A. 鑑定書の発行や真贋の保証はいたしかねますが、実物を拝見して年代や仕様として説明のつく範囲を確認します。正規品と確認できたものをお買い取りし、判断がつかない場合は理由をお伝えしてご返送します。

Q. プリントが剥がれています。偽物でしょうか?
A. そうとは限りません。90年代の当時物は正規品でもプリントが劣化しているのが普通です。状態と真贋は別の話です。

Q. 買ったときの箱や紙タグは残しておいたほうがいいですか?
A. あるに越したことはありません。確認材料が増えるという意味で有利に働きます。ただし無くても査定はできます。

Q. 査定だけお願いできますか?
A. できます。査定料は無料で、金額を見てから売るかどうかを決めていただけます。

ヴィンテージフットボールシャツの査定について
当店では90年代以前のフットボールシャツを中心に、コレクション品として査定・買取しています。写真を送るだけで概算をお伝えします。

Sell Your Shirts.

90年代以前のフットボールシャツを、コレクションとして査定します。

クラブ名や年代が分からなくても大丈夫です。まずは写真1枚から。

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