年代はどこで見分けますか?
襟の内側にある織りネームが最も確実です。
下は紫のホームシャツに縫い付けられていたタグです。「FILA」の下に「1926」、そして「A.C. FIORENTINA」「TEAM GARMENT」と読み取れます。
FILA製の織りネーム|クラブ名と創設年1926が織り込まれている
「1926」はフィオレンティーナの創設年です。クラブ名入りの専用タグが付いていることは、正規のチームウェアであることを示す手がかりになります。汎用のFILAタグしか付いていない個体とは区別して見ます。
タグ以外では、次の点も年代の判断材料になります。
- スポンサーの組み合わせ——GiG+Nintendo、Nintendo単独、それ以前のスポンサー
- 襟の形——ポロ襟か、Vネックか、丸首か
- 生地の織り柄——縦のストライプ状の織り込みが入る年度があります
- 袖のライン——黄色のパイピングの入り方
買取ではどこが評価されますか?
スポンサーロゴの状態が、他のどの要素よりも大きく影響します。
理由は単純で、「Nintendo」の文字こそがこのシャツの価値の中心だからです。ここが剥がれていたり、ひび割れて欠けていたりすると、評価は大きく変わります。
査定で見ている順序は次のとおりです。
- スポンサーロゴの残り具合——GiG・Nintendoの欠けやひび割れ
- エンブレムの状態——刺繍ワッペンの浮きやほつれ
- 生地の色——紫は退色が分かりやすい色です。日焼けによる色ムラの有無
- マーキングの有無——当時の公式ネーム・ナンバーが入っていれば加点対象
- 全体の使用感——毛羽立ち、汚れ、破れ
当店の買取価格の目安では、90年代のヴィンテージユニフォームは3,000円〜8,000円としています。フィオレンティーナのようにスポンサーと年代の条件が揃うモデルは、この範囲の上寄りで評価されることが多くなります。
なお、ロゴが多少傷んでいても買取をお断りすることはありません。状態に応じた減額のうえで査定します。
エンブレムの「ジリオ」とは何ですか?
フィレンツェの紋章である赤い百合の意匠です。フィオレンティーナのエンブレムの中心に描かれています。
正確には百合ではなくアヤメを図案化したものとされ、イタリア語で「ジリオ」と呼ばれます。フィレンツェ市の紋章そのもので、クラブが街と一体であることを示す象徴です。単なるデザインではなく、この土地の紋章を背負っているという点が、フィオレンティーナのシャツに独特の重みを与えています。
査定においても、このエンブレムの状態は重要です。刺繍ワッペンで作られている年度が多く、次の点を確認します。
- 縁の縫い付けが浮いていないか——洗濯を重ねると角から浮きます
- 刺繍糸のほつれ——赤い糸が擦れて薄くなっていないか
- 台座の変色——白い部分の黄ばみ
エンブレムが欠損している、あるいは明らかに後付けされている個体は、評価が大きく変わります。判断が難しい場合もこちらで確認しますので、そのままお送りください。
どんな状態でも買い取ってもらえますか?
ヴィンテージのフィオレンティーナであれば、多少の使用感は前提として査定します。
30年近く前のシャツですので、当店では最初から完璧な状態を想定していません。実際にお持ちいただくものの多くは、どこかしらに使用感があります。
次のような状態でも買取対象です。
- 襟や袖口に毛羽立ちがある
- スポンサーロゴの縁が少し浮いている
- 畳みジワが定着している
- タグが色あせて読みにくい
一方で、生地が裂けている、強い臭気がある、大きな穴があるといった場合はお断りすることがあります。ただしこれも実物を見てからの判断ですので、迷われたらまずご相談ください。
お手入れは不要です。洗わず、そのままの状態でお送りいただくほうが安全です。30年前のプリントは一度の洗濯で縁が浮くことがあります。
復刻版と当時物はどう違いますか?
タグと生地で判別できます。
フィオレンティーナのNintendo期モデルは人気が高く、後年に復刻されたものが市場に出ています。デザインは当時のままでも、次の点が異なります。
- タグの様式——現代の多言語表記タグや、当時と違うブランド表記
- 生地の質感——現行のポリエステルは軽く、織り柄の表現も違います
- ロゴの加工——当時は圧着や刺繍だった箇所が、プリントに置き換わっていることがあります
復刻版も買取対象ですが、ヴィンテージとしての評価にはなりません。ご自身で判断がつかない場合は、そのままお送りいただければこちらで確認します。
他のクラブでも同じことが言えますか?
言えます。フィオレンティーナは分かりやすい例ですが、同じ構造のシャツは他にもあります。
当店で扱っている中では、次のような組み合わせが該当します。
- エバートン × NEC——1990年代前半の青いシャツ
- マンチェスター・ユナイテッド × SHARP——長期にわたる日本企業スポンサー
- グラスゴー・レンジャーズ × McEWAN’S LAGER——スコットランドのビール会社
- S.S.ラツィオ × BANCO SANTO SPIRITO——イタリアの銀行
共通しているのは、いまでは見られないスポンサーの組み合わせであること。これがヴィンテージシャツの価値を支える大きな要素になっています。
まとめ:紫とNintendoの組み合わせ
90年代フィオレンティーナのポイントを整理します。
- 紫という唯一性——他に例のないチームカラー
- Nintendo(+GiG)のスポンサー——FILA期=90年代後半の目印
- 襟の織りネーム——「A.C. FIORENTINA」「1926」の表記が正規品の手がかり
- 評価の中心はスポンサーロゴの状態——ここが価値の核
当店は1990年代以前のフットボールシャツを専門に扱っています。フィオレンティーナに限らず、クラブ名も年代も分からないまま、シャツを正面から撮った写真を1枚お送りいただければ、そこから調べてご回答します。
よくあるご質問
Nintendoのロゴが一部ひび割れていますが買取できますか?
できます。ひび割れの程度に応じた減額のうえで査定します。ご自身で補修することはお控えください。補修跡があるとかえって評価が下がります。
紫が色あせて薄くなっています。価値はありませんか?
そんなことはありません。退色は減額要素ですが、スポンサーロゴとエンブレムが残っていれば評価できます。まずは写真をお送りください。
子ども用サイズですが買取対象になりますか?
対象です。ただしジュニアサイズは需要が限られるため、大人用より評価は控えめになります。
長袖と半袖では評価が違いますか?
年度やモデルによります。長袖は生産数が少ない年度があり、その場合は評価が上がることもあります。実物を確認して判断します。
ヴィンテージフットボールシャツの査定について
当店では90年代以前のフットボールシャツを中心に、コレクション品として査定・買取しています。写真を送るだけで概算をお伝えします。