マレーシア、ネパール、オーストラリア。日本ではまず見かけないリーグのユニフォームが、なぜか手元にある——そういうご相談が実際にあります。当店にはアジア・オセアニアのシャツだけで14枚の在庫記録があり、うち11枚は買取金額を公開しています。この記事では、どの国のどんなシャツを実際にいくらで買い取ったのか、そして「クラブ名が読めない1枚」をどう特定するのかを、実物の記録に沿って説明します。
東南アジアやオセアニアのユニフォームも買取できますか?
できます。実績もあります。欧州の有名クラブだけを扱っているわけではありません。
当店のアーカイブには、マレーシア代表6枚、メルボルンナイツFC3枚、トレンガヌFC・スリ・パハンFC・マラッカ・ユナイテッドFC・ネパール代表・ウェスタンシドニー・ワンダラーズが各1枚、あわせて14枚のアジア・オセアニアのシャツが記録されています。クラブ別の在庫では、マレーシア代表はリバプールに次いでサイトで2番目に多いという状態です。
「こんなマイナーな国のものは値段が付かないだろう」と思って処分されてしまうのが、いちばんもったいないケースです。金額の大小はともかく、まず値段は付きます。
なぜマレーシアのユニフォームが日本にあるのですか?
駐在・留学・旅行で持ち帰られたものが大半です。現地では日常的に売られている品なので、お土産として買われることが多いのです。
マレーシア・スーパーリーグは2004年に創設された同国の最高峰リーグで、クアラルンプールをはじめ各州にクラブがあります。現地のスタジアムやショッピングモールでレプリカが普通に流通しているため、日本に持ち帰られる数も相応にあります。
問題は、持ち帰ったあとです。日本の買取店に持ち込んでも「取り扱い外」と言われることが多く、行き場を失いやすい。当店に集まっているのは、そういう1枚です。
マレーシア代表のシャツはどんなものがありますか?
ブラック系とイエロー系が中心で、当店には6枚の記録があります。マレーシア代表は「ハリマウ・マラヤ(マラヤの虎)」の愛称で知られ、黄色と黒がチームカラーです。
| アイテム | サイズ | 買取実績 |
|---|---|---|
| マレーシア代表 ブラック | M | 1,000円 |
| マレーシア代表 イエロー | M | 500円 |
| マレーシア代表 イエロー×ネイビー | L | 500円 |
| マレーシア代表 ブラック | L | 500円 |
| マレーシア代表 ブラック×イエロー | S | 個別査定 |
| マレーシア代表 イエロー | XL | 個別査定 |
色とサイズで金額が動いています。同じ代表チームでも、モデルと状態で倍近く差が出るということです。

マレーシアのクラブチームも買取実績がありますか?
あります。トレンガヌFC・スリ・パハンFC・マラッカ・ユナイテッドFCの3クラブです。
| クラブ | サイズ | ブランド/胸スポンサー | 買取実績 |
|---|---|---|---|
| マラッカ・ユナイテッドFC | XL | 胸 Olympex | 1,500円 |
| トレンガヌFC | L | UMBRO/胸 Colever | 1,499円 |
| スリ・パハンFC | XXL | FILA | 1,000円 |
注目していただきたいのは供給ブランドです。トレンガヌFCはUMBRO、スリ・パハンFCはFILA。どちらも日本では「ヨーロッパの古いシャツのブランド」という印象がありますが、東南アジアのリーグでは現役で使われています。ブランドだけで年代を決めつけられない例です。


「FA」と「FC」の違いで年代が分かるというのは本当ですか?
本当です。マレーシアのクラブは2021年シーズンまでに、名称を「FA」から「FC」へ切り替えました。
それ以前のマレーシアリーグのクラブは、州のサッカー協会(Football Association=FA)がそのままチームを運営する形でした。2021年シーズンの開幕までに全クラブが運営会社を設立し、協会所属クラブ(FA)からサッカークラブ(FC)へと転換しています。
つまり——
| エンブレム・表記 | 読み取れること |
|---|---|
| 「〜FA」と入っている | 2021年より前のモデルの可能性が高い |
| 「〜FC」と入っている | 2021年前後以降のモデル |
当店にある3枚はいずれもFC表記です。スリ・パハンFCは以前「Pahang FA」でしたから、Pahang FA と書かれたシャツをお持ちなら、それは1つ前の世代のものだと分かります。こうした改称は東南アジアのリーグでは珍しくなく、年代を絞る手がかりになります。

