ポール・ガスコイン(ガッザ)が渡り歩いたクラブのシャツは、90年代フットボールシャツのなかでも物語性の強いカテゴリです。結論からお伝えすると、トッテナム、ラツィオ、レンジャーズ、イングランド代表を中心に、在籍期の各モデルはすべて査定対象です。正面の写真1枚あれば査定できます。
クラブごとに供給ブランドが異なるため、年代の特定がそのまま評価につながるカテゴリでもあります。イングランド・イタリア・スコットランドと3か国のリーグを渡り歩いた経歴は90年代の選手でも珍しく、それぞれの国のシャツ文化を横断できるのがこのカテゴリの魅力です。実家に眠っていた1枚がどの時代のものか、写真を拝見すれば当店で特定できます。このページでは、対象モデルの範囲、当店の在庫との関係、査定のポイントを順に説明します。
ガスコインのユニフォームはどれが買取対象になりますか?
在籍した全クラブのモデルが対象です。とくにトッテナム(1988-92)、ラツィオ(1992-95)、レンジャーズ(1995-98)、そしてEURO96前後のイングランド代表は、指名で探されることの多いカテゴリです。

経歴を整理すると、ニューカッスル(1985-88)でプロデビューし、トッテナム(1988-92)で1991年FAカップ優勝。1992年にラツィオへ移り、1995年からはレンジャーズで2季連続のリーグ優勝(1995-96・96-97)に貢献しました。EURO96ではスコットランド戦のゴールが大会のハイライトとして語り継がれています。晩年はミドルズブラ、エバートンなどでプレーしました。
査定の観点で重要なのは、クラブごとに供給ブランドが異なることです。トッテナム時代はHummelからUMBROへの移行期(Hummelが1985-91・UMBROが1991年から)、ラツィオはUMBRO、レンジャーズはadidas。ブランドと胸スポンサーの組み合わせで、年代はかなり正確に絞り込めます。
どの時代のモデルがとくに人気がありますか?
お問い合わせが多いのは「レンジャーズの優勝期」「ラツィオの90年代前半」「EURO96のイングランド」の3つです。当店の在庫と関わりの深いモデルを紹介します。
ラツィオ 1991-92 ホーム

ガスコイン加入直前のモデルです。リードレとソサが各13得点を挙げたシーズンの1枚で、胸スポンサーはBanco Santo Spirito。当店に買取実績があります。加入後の1992-94モデル(UMBRO製)ももちろん査定対象で、GASCOIGNE #10入りは指名需要があります。
レンジャーズ 1992-94/1994-96 ホーム

1992-94ホームの買取実績があります。ガスコイン在籍は1995年夏からで、adidasがRANGERSの文字を生地に織り込んだシャドープリント期(1994-96)にあたります。胸のMcEwan’s Lagerは90年代レンジャーズ共通の目印です。9連覇時代の8季目・9季目を担った時期として、スコットランドのクラブでは頭ひとつ抜けた人気があります。
イングランド代表 EURO96
ホームの白とともに、グレーのチェンジシャツが語り草になっている大会モデルです。スコットランド戦のゴールとあわせて、90年代イングランドの象徴的なカテゴリになっています。トッテナム時代(1988-92)のHummel期・UMBRO初期のモデルも査定対象です。