代表チームのユニフォームは、メーカーを見るだけで年代をかなり絞り込めます。メーカーが数年で替わる国もあれば、ドイツやスペインのadidasのように30年以上続く国もあります。最近ではイングランド代表が2013年にUMBROからNIKEへ、イタリア代表が2023年にPUMAからadidasへ替わりました。この記事では、主要9か国の歴代メーカーを年表にまとめ、当店がお買い取りした実物の写真と買取額もあわせて載せています。
| 代表 | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | 現在(2026年10月) |
|---|---|---|---|---|---|
| イングランド | Admiral → UMBRO | UMBRO | UMBRO | UMBRO → NIKE | NIKE |
| ドイツ | Erima → adidas | adidas | adidas | adidas | adidas(2027年からNIKE) |
| イタリア | Le Coq Sportif → Ennerre → Diadora | Diadora → NIKE → Kappa | Kappa → PUMA | PUMA | adidas |
| フランス | adidas | adidas | adidas | NIKE | NIKE |
| オランダ | adidas | adidas → Lotto → NIKE | NIKE | NIKE | NIKE |
| スペイン | adidas → Le Coq Sportif(1983年ごろ) | Le Coq Sportif → adidas | adidas | adidas | adidas |
| ポルトガル | adidas | adidas → Olympic → NIKE | NIKE | NIKE | PUMA |
| ブラジル | adidas → Topper | Topper → UMBRO → NIKE | NIKE | NIKE | NIKE |
| アルゼンチン | Le Coq Sportif | adidas → Reebok | Reebok → adidas | adidas | adidas |
出典: 各代表チームの英語版Wikipediaの表をもとに、各国協会・メーカーの発表、当時の報道、キットの記録で確認(2026年10月時点)。ポルトガルのPUMAへの切り替え、ドイツのNIKEへの切り替えは各報道でも確認しています。切り替わりの年は、資料によって1年前後ずれることがあります。
代表ユニフォームを売るなら、VINTAGE STOCK FOOTBALL(長野県松本市)にご相談ください。フットボールシャツを専門に扱う買取店で、メーカー・タグ・大会パッチを突き合わせて年代を確かめたうえで1枚ずつ査定します。買い取った記録は写真つきで公開しており、2026年10月時点で111点の買取額を掲載しています(買取実績アーカイブ)。
イングランド代表のメーカーは歴代どこですか?
1984年から2013年まで、30年近くUMBROが続きました。その前の1974〜1984年はAdmiral、2013年からはNIKEです。
| 期間 | メーカー |
|---|---|
| 1965〜1974 | UMBRO |
| 1974〜1984 | Admiral |
| 1984〜2013 | UMBRO |
| 2013〜 | NIKE |
UMBRO期は長いので、メーカーだけでは年代を絞りきれません。当店の実物でも、1992年と2012年は同じUMBRO製です。1992年は生地に幾何学模様の織り柄があり、2012年は襟の形と生地がまったく違います。メーカーで範囲を絞り、デザインとタグで詰めるのが確実です。


ドイツ代表のメーカーは歴代どこですか?
1980年からadidasが続いていて、2027年からNIKEに替わることが発表されています。その前の1971〜1980年はドイツのErima製(1966・1970年W杯はUMBRO)で、Erimaは1976年にadidasの子会社になりました。1976年以降で見ると、半世紀にわたってadidas系列が続いてきたことになります。
| 期間 | メーカー | 補足 |
|---|---|---|
| 1966・1970年W杯 | UMBRO | W杯の本大会で着用 |
| 1971〜1980 | Erima | ドイツのメーカー。1976年からadidasの子会社(W杯以外では1960年代から着用したとする資料もある) |
| 1980〜2026 | adidas | EURO1980決勝が最初。1982年W杯から全面的にadidas |
| 2027〜 | NIKE(予定) | 1970年W杯のUMBRO以来となる、ドイツ国外のメーカー |
ドイツ代表はメーカーで年代を絞れない期間がとても長いので、エンブレムの上の星の数が手がかりになります(W杯優勝のたびに増えるため)。星の数の一覧はW杯優勝国の星の数一覧にまとめています。
イタリア代表のメーカーは歴代どこですか?
1980年代からの40年あまりで7社が入れ替わっていて、メーカーだけでかなり年代を絞れる代表です。
| 期間 | メーカー | この時期のW杯・EURO |
|---|---|---|
| 1980〜1984 | Le Coq Sportif | 1982年W杯 |
| 1985(3試合のみ) | Ennerre | — |
| 1985〜1994 | Diadora | 1986・1990・1994年W杯 |
| 1995〜1998 | NIKE | EURO1996・1998年W杯 |
| 1999〜2002 | Kappa | EURO2000・2002年W杯 |
| 2003〜2022 | PUMA | 2006年W杯ほか |
| 2023〜 | adidas | — |
イタリア代表は1998年まで、試合で着るシャツの胸にメーカーのロゴを入れることが認められていませんでした(市販のレプリカには入っている場合があります)。胸にロゴが入るのは1999年のKappaの最初のモデルからです。ただしEURO2000・2002年W杯のKappa製(Kombat)はロゴが両袖にあり、胸にはありません。ロゴの無い古いシャツは、襟裏のタグでメーカーを確かめてください。
当店の実物では、2003-04と2014がどちらもPUMA製です。PUMA期は20年続いたので、この2枚もメーカーだけでは区別できず、エンブレムのデザインと生地で見分けます。


フランス代表とオランダ代表のメーカーは?
フランスは2010年までadidas、2011年からNIKE。オランダは1991〜1996年のLottoを挟んで、1996年からNIKEです。
| 期間 | フランス |
|---|---|
| 1966〜1971 | Le Coq Sportif |
| 1972〜2010 | adidas |
| 2011〜 | NIKE |
| 期間 | オランダ |
|---|---|
| 1974〜1990 | adidas |
| 1991〜1996 | Lotto |
| 1996〜 | NIKE |
フランスの1998年W杯優勝のシャツはadidas製です。NIKE製のフランス代表は2011年以降のものなので、NIKEのロゴがあれば2011年以降と判断できます。オランダのLotto製は5年ほどしかなく、1994年W杯の時期のシャツにあたります。

スペイン代表とポルトガル代表のメーカーは?
スペインは1991年からadidasが続いています。ポルトガルは1997年から27年続いたNIKEとの契約を終え、2025年からPUMAに替わりました。
| 期間 | スペイン |
|---|---|
| 1981〜1982 | adidas |
| 1983〜1990 | Le Coq Sportif |
| 1991〜 | adidas |
| 期間 | ポルトガル |
|---|---|
| 1976〜1994 | adidas |
| 1994〜1996 | Olympic Sportswear |
| 1997〜2024 | NIKE |
| 2025〜 | PUMA |
ポルトガル代表は、PUMAのロゴがあれば2025年以降の新しいモデルです。クリスティアーノ・ロナウドのネーム入りでもNIKE製なら2024年以前で、背番号と大会パッチを見ればさらに絞れます。背番号で年代を絞る方法は背番号から年代を特定するをご覧ください。スペイン代表の詳しい見分け方はスペイン代表ユニフォームの買取にまとめています。


